フォード・モーターズやゼネラル・モーターズ(GM)などの自動車大手にとってガソリン車から電気自動車(EV)へのシフトが大変だと思うなら、大型トラックメーカーはどうかと考えてみてほしい。乗用車メーカーの多くは、テスラに倣いバッテリー技術を使用して二酸化炭素(CO2)排出量を削減するという一本道をたどっているのに対し、大型トラックメーカーはいくつかの選択肢を用いている。バッテリー以外にも、水素燃料電池や、内燃機関の燃料を水素に置き換えた水素エンジンもある。米トラックメーカーのフレートライナーを傘下に持つ独商用車大手ダイムラー・トラックのマーティン・ダウム最高経営責任者(CEO)が5月30日に指摘したように、業界は販売が増えない中でこうした新技術に資金を投じなければならない。
大型トラックのEV化、水素技術も選択肢に
トヨタとダイムラーの提携で複数の代替技術にかかるコストが増加か
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