米ツイッターのブランドセーフティー・広告品質担当責任者、A・J・ブラウン氏が退社する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。広告主を呼び戻そうとツイッターが苦心する中、安全性を担当する幹部が退社するのは今週に入り二人目となった。ブラウン氏は、ツイッターが安全に広告を掲載できる場所であることを広告主に保証する役割を担ってきた。これに先立ち、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は1日、ブラウン氏の直属の上司だった信頼・安全担当責任者、エラ・アーウィン氏の退社を報じていた。米実業家イーロン・マスク氏によるツイッター買収が昨年完了して以降、多くの企業がヘイトスピーチ(憎悪発言)や偽情報など、物議を醸すコンテンツの近くに広告が表示されることを懸念し広告出稿を見合わせた。