超長航続EVが登場 充電休憩はもう不要

 輸送が完全に電動化された未来を今、体験してみたいのなら、13万8000ドル(約1930万円)の電気自動車(EV)を購入してみればいい。ただし、夜に駐車する場所には柔軟になる必要があり、多少の忍耐力も求められる。

 これは、筆者が充電のためだけに一度も停止することなくEVで1000マイル(約1600キロメートル)ドライブした末に学んだことだ。筆者はルーシッド・モーターズのEV「Air Grand Touring(エア・グランドツーリング)」で、ニューヨーク市とカナダ・モントリオールを夜の充電だけで往復することができた。それが可能だったのは、旅程に余裕があり、広く普及している充電速度が遅い充電器を使えたためだ。