音速の3倍を超える速度を持ち、肩に担いで発射する携帯式防空ミサイル「スターストリーク」は、ウクライナに配備されたことで注目を集め、生産が再開されることが決まった。フランスの防衛システム大手タレスは、ウクライナがロシアによる攻撃撃退にこの超高速防空システムを使用するため、10年超ぶりにスターストリークの生産を再開する。ウクライナからの兵器需要と、欧米諸国政府による軍事費の増加によって、いったんは停止していた生産ラインが復活した最新の事例となった。ただタレスによれば、スターストリークの供給再開には1年超かかる可能性がある。パトリス・ケイン最高経営責任者(CEO)は「これらのミサイルを発注・製造・納入するには多少時間がかかる」とし、「リードタイムはかなり長い」と述べた。一つの問題は、部品の在庫を積み上げる必要があることだという。
ウクライナ配備の携帯式防空ミサイル、仏社が生産再開
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