映画「ロッキー・ザ・ファイナル」で主人公のロッキー・バルボアが言うように、「重要なのはヒット商品をつくることじゃない。億万長者の顔をどれだけ強くヒットできるかだ」。億万長者のツイッターオーナー、イーロン・マスク氏と億万長者のメタ・プラットフォームズ最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカーバーグ氏は、「金網マッチ」で対決することに(少なくともソーシャルメディア上では)合意した。それが本当に実現するかどうかは別として、拳を構える2人の大物経営者という比喩は、現在の巨大IT(情報技術)企業のライバル関係をうまく表している。そうした関係は、新型コロナウイルス禍、ハイテク株の急落、生成人工知能(AI)の登場を経て一段と激しさを増している。
IT大手のバトルロワイヤル 勝者は消費者
マスク氏とザッカーバーグ氏の「金網マッチ」、新たなAI時代の競争激化を象徴
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