NFL史上唯一の億万長者が資産の大半を“引退後”に稼げた理由

日経平均がバブル後最高値を更新した。だが、「将来のお金の問題が不安だ」「投資が大切だと漠然とわかっているが、なかなか行動に踏み切れない」「貯金や投資を始めてはみたものの、自分の方法が正しいかどうか確信が持てない」──そんな悩みを抱えていないだろうか？ そんな人に朗報がある。
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全米ベストセラー『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』だ。
全米屈指のデータサイエンティストによる、お金を貯め、富を築くための証明済の方法を初公開。本稿では、本書から一部を抜粋・編集しながら、「NFL史上唯一の億万長者」について見ていこう。

NFL史上唯一の億万長者の意外な素顔

　米プロアメリカンフットボールリーグ「NFL」の選手の中で、史上最も裕福なのは誰だろう？

　それは、大スターのトム・ブレイディやペイトン・マニング、プロフットボール殿堂入りしたジョン・マッデンではない。

　NFLの選手として唯一の億万長者になったのは、現役時代は無名だったジェリー・リチャードソンという人物だ。

　リチャードソンはどうやって富を手に入れたのか？

　フットボール選手としての報酬によるものではない。

　リチャードソンはよい選手だったし、1959年のNFLチャンピオンシップで優勝したチームにも所属していた。

　だが、その資産の大部分は、現役引退後に稼いだものだ。

　彼はファストフードチェーン「ハーディーズ」のフランチャイズ店オーナーとなり、全米各地に次々と店舗を広げていった。

　その結果、1993年にNFLカロライナ・パンサーズのオーナーになるほどの資産を築いた。

　つまり、リチャードソンが資産家になったのは、収入を生み出す資産（この場合はファストフードチェーン店舗）のオーナーだったからだ。

　あなたも、リチャードソンと同じような方法で収入を増やすことをぜひ検討してみてほしい。

富を築く旅の最終目標とは？

　もちろん、自分の専門知識や技能、商品を売ることは素晴らしい。

　だが、富を築くという面から考えれば、それは究極の方法ではない。

　富を築く旅の最終目標は、「オーナーになること」であるべきだ――すなわち、増えた分の収入を使って、さらなる収入を生み出す資産を取得するのだ。

　自分のビジネスへの投資にせよ、他人のビジネスへの投資にせよ、長期的に富を築くには、人的資本を金融資本に転換しなければならない。

　そのためには、オーナーのような視点で考える必要があるのだ。

（本稿は『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の一部を抜粋・編集したものです）