ロシアなどの独裁政権の国営ニュースメディアは米メタ・プラットフォームズの新たな短文投稿アプリ「Threads(スレッズ)」に急いで登録し、ジョー・バイデン米大統領が書店で認知症に関する書籍を熟読する様子だとする偽動画など、プロパガンダを相次いで投稿している。フェイスブックやインスタグラムとは異なり、スレッズ上の認証アカウントには、政府の支配下にあるメディアであることを示すラベルが付いていない。このため、フェイスブックを運営するメタがツイッターに対抗して今月公開したスレッズで、投稿内容をどうやって監視するつもりなのかを巡り疑念が生じている。最近「X」に改称されたツイッターは、2020年に国営メディアに対するラベル付与を開始したが、イーロン・マスク氏の下で今年4月に廃止された。