誰も気にしていない。これはストライキ中のハリウッドの脚本家や俳優に向けた私からのメッセージだ。あなたたちは、自分たちがつくり出すショーや演じる人物が愛されているため、米国民は味方だと思い込んでいる。顔の見えない金持ちの映画会社トップたちは、うってつけの敵役のように見える。だからといって、われわれがあなたたちを応援しているのだと思ったら大間違いだ。誰も気にしていない。一つには、人々は多忙だということがある。われわれには関心を向けなければならない自分の問題がある。われわれの大半は日々さまざまな事をする中で余った部分に時間を見つけ、電子媒体による娯楽を少しだけ割り込ませている。誰かに映画やテレビ番組を薦められ、見てみるかもしれない。ただし、それは食器洗いを済ませ、子供の宿題を手伝わなくてもいい時に限る。