石井亮次アナウンサーが大人気だ。『ゴゴスマ』(TBS系)に加え、今春から長寿番組『世界ふしぎ発見!』( TBS系 土曜午後9時)の草野仁アナウンサーの後任司会者や、『ノックは無用!』『ノンストップゲーム』など伝説の番組も生み出した関テレ土曜昼枠の新番組『LIVEコネクト!』のレギュラー司会者も務め、毎日テレビで見かけない日はない。地方ローカルだった『ゴゴスマ』(TBS系)を全国区の人気番組に躍進させたばかりか、全国からも依頼が殺到するのはなぜなのか? 石井亮次アナウンサーが自らのコミュニケーション術や話し方を余すことなく書いた著書「ゴゴスマ石井のなぜか得する話し方」から抜粋して紹介する。
ベストなほめ方3パターン
僕は人をほめるのが大好きで、いつも自然にやっているのであまり考えたことがなかったのですが、「いったい、どこをどうやって、ほめればいいんですか」と聞かれたので、分析してみました。
その結果、主に3つのパターンに分かれるのではないかと思います。
①相手の「ここが好き」というところをほめる。
これは単純に、自分が相手の「ここがいいな」と思っているところを、具体的にあげてほめるパターンです。具体的であればあるほど、真実味が出て相手は嬉しいんじゃないかな。
「部長が不機嫌なところ、本当に一度も見たことないです。これって、ありえないくらいすごいですよね」
「あなたは何を言っても笑ってくれるから嬉しくなっちゃうよ。あなたがいてくれるだけでみんな楽しくなるね」
②相手が「ほめてほしい」と思っているところをほめる。
相手がオシャレな人ならファッションセンスを、筋トレに精を出している人ならそのストイックさを、ほめるというパターンです。相手が、時間やお金をつぎこんでいるものは何かを見極めて、そこをほめるとよいでしょう。
「さりげない洋服にこそ、ファッションセンスが現れますね。存在感が全然違います!」
「40代で、マラソンにチャレンジするってすごいですね。その、チャレンジ精神とストイックさ、尊敬しちゃいます」
③相手が自分では気づいていない素敵なところをほめる。
これは、相手がほめられ慣れている人の場合、効果的です。モデルさんなら知性を、社長さんならリーダーシップではなくやさしさを、という具合です。
「おきれいな上に、本当に努力家で勉強家でいらっしゃいますよね。頭が下がります」
「社長はリーダーシップがあるだけじゃなく、本当に社員の方にやさしいですよね。社員のみなさんは幸せですね」
まずは、家族や同僚に対してやってみてはいかがでしょうか。
*本記事は、「ゴゴスマ石井の なぜか得する話し方」から抜粋・編集したものです。