韓国で長く読まれている勉強の本がある。1冊は、日雇い労働をしながら4浪の末、ソウル大学に首席で合格した『勉強が一番、簡単でした』(70万部)。韓国では「受験の神」と称され、勉強に携わるもので、その名を知らない人はいない。日雇い労働者からソウル大学首席合格者になるまで、人生の大逆転を成し遂げた、韓国で知らない人はいない奇跡の物語。読後、勉強したくなる自分に驚くはず。超ロングセラー本『勉強が一番、簡単でした』から、その驚くべき内容を紹介する。
誰かができることは誰でもできる
私は、誰でも難関大に入学できると思っている。そう私が断言するのは、大学入試の出題範囲と、試験で測ろうとする思考力は、学習の基本レベルである高校課程のものに過ぎないからだ。高校レベルの勉強に、特別な知的能力は必要ない。数学が難しいとか、科学が難しいとか言っていても、実は難しいものはひとつもない。
難しいと思うのは、時間をかけて基礎からじっくり考えようとせずに、むやみに複雑なことから急いで勉強しようとするからだ。だから高校課程で学ぶことに、難しくて何のことかさっぱり理解できないものは絶対にない。
次は努力だ。成績を上げるには、頑張って勉強しなくてはならないのは当たり前だ。もしかすると私が人並み以上の能力の持ち主であるかのように思うかもしれない。何も知らなかった人間が、1カ月の勉強で200点を取り、数カ月の勉強で250点を取り、さらにもう少し勉強したら280点取ったというのだから。だが、これは間違いのない事実だ。
(本原稿は70万部のベストセラー『勉強が一番、簡単でした 読んだら誰でも勉強したくなる勉強法』から一部抜粋したものです)