チャットボット(自動会話プログラム)「チャットGPT」が採用しているような生成人工知能(AI)の登場により、漠然とでもAIに関連している銘柄が今年に入って軒並み上昇している。近く予定されている英半導体設計大手アームの新規株式公開(IPO)は、こうした市場の熱狂と、親会社ソフトバンクグループ(SBG)のAIを巡る野心にとって試金石になるだろう。アームは9月の米ナスダック上場を申請した。AI相場の波に乗り、今年最大のIPOになる可能性がある。調査会社ディールロジックによると、米国市場における今年のIPOでの調達額は計130億ドル(約1兆9000億円)にとどまっている。2022年に低調だったIPOが回復の兆しを見せ始めたのはごく最近だ。
アーム上場、AI相場の試金石に
ソフトバンクGにとっても大きな意味を持つIPO
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