1位は「飲料水・食料の備蓄」
避難経路の確保も重要

 まず賃貸の部屋探しで手軽にできる地震の備えを聞いたところ、1位は「飲料水・食料の備蓄」で70.8%と7割を超えた。2位は「避難場所・経路の確認」と「非常用持出袋の準備」が同率53.6%で同率だった。

 1位の飲料水・食料の備蓄について、不動産会社からは「水道が止まることを想定し、水をペットボトルかタンクに入れておくと良い」「最低でも1週間分以上用意しておいてほしい」といったコメントが寄せられた。

 2位の避難場所・経路の確認については「速やかに避難できるよう避難経路を日頃から確認しておく」といったコメントが多かった。地図上で避難場所を確認し、実際に歩いてみることをおすすめしたい。「出入り口付近には物や家具を置かない」といった家の中の避難経路の確保も重要だ。

 同率2位の「非常用持出袋の準備」については、「外に近い場所に非常袋や水を蓄えておくといざという時に取り出しやすい」というコメントがあった。非常袋を押入れやクローゼットの奥にしまってしまうと、いざ避難するときに時間がかかってしまうから要注意だ。玄関の収納スペースなどにしまっておくと良い。

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