“歳をとると痩せない”はウソ!「夜ご飯を週1回だけ抜く」超プチ断食の劇的効果週1夜断食は、週1回だけ夜断食をして16時間以上の空腹時間をつくるだけ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていったりする人が多くいます。これまで10万人を超える人たちを痩せさせてきた、ダイエット専門鍼灸院 ハリエット総院長の関口賢さんは、「多くの方が痩せ方を知らないし、また、一度は痩せたとしてもその体を維持していく方法を知らない」といいます。関口さんの著書『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』(日本文芸社)より、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる「週1ずぼら夜断食」を紹介します。

週1回、夜ご飯を食べないだけでみるみる痩せる『週1夜断食』

 痩せるためには脂肪を燃焼させる必要がありますが、そもそも脂肪はどのように燃焼されるかご存じですか? 体に蓄えられた脂肪をすぐにエネルギーとして消費できればいいのですが、残念ながらそう簡単には使ってもらえません。

 普段からしっかり食事をしているあなたの体の中には、血液中に流れるすぐに使えるエネルギーや、肝臓や筋肉などに蓄えられたエネルギー、さらに体脂肪として蓄えられたエネルギーなど、さまざまなエネルギーが存在しています。

 その中で体についた体脂肪を使うスイッチが入るのは食後10時間以上経ってからとも言われていて、もし、休む間もなく食べていたら……当然、体脂肪は使われないまま。

 だからこそ、あえて夕食を取らずに16時間の空腹状態をつくることで体脂肪をどんどん燃やしてくれるようになります

 10時間ではなく16時間の理由は、体が若返るスイッチがオンになり細胞を生まれ変わらせてくれる“オートファジー”が活性化すると言われているため。これらのメソッドのことを「週1夜断食」と紹介していきます。

●空腹時間の確保は睡眠時間を含めればストレスなし!

 内臓を休め、臓器の働きを正常に戻して体脂肪を燃やし、細胞を生まれ変わらせる。この一連のサイクルをオンにするためには、16時間空けるといいとお伝えしましたが、日中に16時間作ろうとすると最低でも2食は抜かなければなりません。しかし、6~8時間ある睡眠時間をそこに入れてみるとどうでしょう。たった1食夜を抜くだけで簡単に16時間を確保することができます。

●自分の体を正常化させる

 人間の胃の大きさはこぶし2つ分といわれていますが、たくさん食べれば食べるほどそれに合わせて大きく膨らむ臓器です。今のあなたの胃の大きさは果たして正常サイズでしょうか。

 週1夜断食では、週に1回あえて食べない時間をつくることで消化器官を休め、バカになった胃を正常化させます。さらに、高塩分など味が濃いものに慣れてしまった舌も正常化させていきます。

●内臓脂肪を落として病気知らずの体に

 一生健康でいるためには、生活習慣の改善が必要です。なぜなら、「メタボリックシンドローム」の状態から、「生活習慣病」になると、将来の健康をおびやかすことになるからです。日本人の死因1位はがん、2位は心臓病、4位は脳卒中で、メタボの人がこれらの生活習慣病を引き起こす状態になっているのは明らかです。しかし多くの病気は、肥満を解消することでその数値が改善されていくこともわかっています。また、ストレスもメタボの大敵なので注意しましょう。

●1週間のサイクルで圧倒的に習慣化しやすい!

 週1夜断食は、週1回だけ夜断食をして16時間以上の空腹時間をつくるだけ。基本のスケジュールは、月曜に夜断食(不食日)、火曜~金曜は体を整える食事を摂る(良食日)、土日は食べることをしっかり楽しむ(美食日)という流れです。

 この1週間が1つのサイクルとなるので習慣化しやすく、挫折する可能性が限りなく低いのも魅力です。

痩せられない人の特徴とは

 不摂生をしていても、健康診断でオールAをもらえるのは30代まで。40代や50代になると健康診断の結果にBやCの文字、あるいは、要指導、要再検査などの文字が散見されるようになり、そのときになってようやく自身の健康問題と正面から向き合うようになっていく方がほとんどです。

 僕の鍼灸院にやってくる方も、30代までは見た目をよくしたいなど美容目的でダイエットに取り組む方が圧倒的に多いのですが、40代以降になると、健康上の理由からダイエットに取り組む方も増えていきます。

 患者さんと話をする中で、

「医者に痩せなさいと言われてるんだけど、どれも続かなくて」
「糖尿予備軍と言われたんだけど、何をしても効果が出ない」

 そんな声をよく聞きます。

 医者は「健康のために痩せてね」とは言うけれど、肝心の痩せ方を教えてくれないことが多いため、多くの人が“簡単に痩せられる”情報を求めてさまよっているうちに何が本当にいいのかわからなくなってしまい、ダイエット難民になっているように感じます。

 長期的な視点を持って体を根本から変えていこうと考える人は少なく、とにかく痩せさえすればすべてうまくいく、健康になると信じてすぐに効果が出そうな方法を片っ端から試していくうちに、体のバランスをどんどん崩し、健康からより遠ざかってしまう人が少なくないという印象です。

 健康のために痩せようと思って努力してきたのに、かえって不健康になってしまう、こんなに悲しいことはありません。

 僕はよく患者さんに、

「自分の健康は、自分の管理下に置いておけるようにしましょう」

 と声をかけます。「あれが効きそう」「これがいいらしい」などとたくさんの情報に触れることは決して悪いことではありません。飲むだけ、つけるだけで痩せると聞いたら、誰だって試したくなるものです。