ジョー・バイデン米大統領は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を「まさに悪の所業だ」と非難した。この攻撃で少なくとも14人の米国人を含む1000人以上の民間人が死亡した。バイデン政権は、新たな地域紛争に引きずり込まれることなく中東で最も親密な米国の同盟国であるイスラエルをどのように支援するかを検討している。
イスラエル軍は10日、ガザへの地上からの侵攻に向けて、部隊を集結させた。イスラエル当局者は、長く壊滅的な戦争になると警告した。バイデン氏は、米国がイスラエルにさらなる軍事支援を提供する方針であり、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやその他の武装勢力が戦闘に加わるのを防ぐ目的で、イスラエル近海に二つ目の空母打撃群を派遣することを米国防総省が検討していると明らかにした。