自分のペースを保てる人の思考法

 対して、自分のペースを保てる人は他人と自分を比較することはしません。そのその代わりに今の自分と昔の自分を比較して考えるのです。

 たとえば、「前に比べて営業のプレゼンはわかりやすくなったか」「資料は以前のものより見やすくなったか」など過去の自分と今の自分を比べます。そうすることによって自分の成長だけに目を向けることができるのです。

 私もお笑いの世界ではありますが、講師という仕事をしながら多くの生徒を見てきました。そのなかで感じたことは、最終的には自分の成長のことだけを考えられる人は強いということです。お笑いの世界も急に芽が出る芸人もいれば、ベテランになってから芽が出る芸人もいます。どちらのタイプにも共通しているのが、卑屈にならず、自分のやるべきことに専念できているということです。

 才能があるのにもかかわらず、勝手に自分と他人を比較して自滅していった芸人も何人も知っていますが非常にもったいなく感じています。

 ちょっとした考え方の差で、働きやすさは大きく変わりますからぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。