「本当に仕事ができる人」の作法
対して、本当に仕事ができる人は、目標宣言とプロセスを必ずセットで考えます。もしくは具体的なプロセスが描けないものは目標として掲げないのです。
たとえば、成功する芸人は漫才コンテストで優勝するという目標を立てたときにどうするかを考えます。その際には、
・自分たちの鉄板ネタをつくる
・〇回以上舞台に立って、ネタを磨く
・ネタが被ったとき用に3本ストックをつくる
など具体的にやることを決めるのです。力をつけていくのは言うまでもなく、仮に目標を達成できなくとも芸人として大きくレベルアップしていきます。
こういった芸人は、プロセスをしっかりと考えることができるので、常に地に足がついた行動ができます。そういった人はまわりからも信頼されますし、仕事も当然増えてきます。
芸人の世界は当たり外れのはっきりした博打のようなところがあると思っている方も多いかもしれませんが、実はこういった小さなことの積み重ねです。その意味では皆さんのいるビジネスの世界とそこまで遠くなく、結局求められることは同じなのです。
ちょっとした考え方の差ですが、実際の仕事となるとその差は非常に大きいので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。