仕事ができる人が使う言葉

 対して、仕事ができる人は「努力不足」という言葉を使うことはありません。先ほどのお笑い養成所での例で考えてみても「どうしてできなかったの?」と聞くと「漫才のテンポが緊張で上がってしまった」「ツッコミの言葉選びが弱かった」など具体的に何が悪かったのか言語化できるのです。

 当然、こういった生徒は課題が明確なため「こうしたらどう?」「こういうアイデアはどうかな?」とまわりもアドバイスをしやすいためどんどん成長してくことができます。努力不足と言ってしまう人とは雲泥の差でしょう。

 これは仕事でも同じです。どうしてミスしたのかを聞いたときに「努力不足」と言われたら多くの人は「じゃあ努力してよ」と思うはずです。

 ちょっとした言葉の差ですが、自分やまわりに与える差は大きなものです。ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。