アルプ代表取締役の伊藤浩樹氏(前列左から2人目)、CPOの山下鎮寛氏(後列左端)
アルプ代表取締役の伊藤浩樹氏(前列左から2人目)、CPOの山下鎮寛氏(後列左端)

 

2021年に続き、SaaSの隆盛やサブスクリプションサービスの広がりが続きそうな2022年。だが一方で、成長市場のシェアを巡るサービス同士の競争激化や、統合・吸収による再編を予想する声が挙がっているのも確かだ。

各社が生き残りをかけて挑戦を続ける中、SaaS・サブスクリプションという“ゴールドラッシュの金鉱”そのものではなく、“金鉱採掘者のためのデニムをつくる”──つまりこれらのビジネスで求められるツールづくりに注力するスタートアップも現れている。

そのひとつが、SaaS・サブスクリプション事業者のための販売・請求管理SaaS「Scalebase(スケールベース)」を開発・提供するアルプだ。

2月9日には総額12.5億円の資金調達実施を明らかにしたアルプ。同社代表取締役の伊藤浩樹氏、CPOの山下鎮寛氏は「SaaSに限らず、あらゆる継続型収益ビジネスの販売・請求管理全般に対応していく」と話す。