TikTok、Instagramで人気のお店やいまのトレンドを調べるという、Z世代を中心にすでに現れている動き。それを黙って見ているわけにいかないのが、「検索」を入り口にその地位を築いているGoogleだ。年次イベント「Seach On 2022」でGoogleは、その対抗策となる検索機能の大幅アップデートを発表した。
また米AI開発OpenAIは、これまで招待制で提供してきた画像生成AI「DALL・E」を一般向けに公開し始めた。
今回の「海外テックニュース-Trend Now」では、Googleによる検索機能の大幅アップデート、OpenAIによる画像生成AI「DALL・E」の一般向け公開について紹介する。
Google、検索機能の大幅アップデートを発表。TikTok、Instagramに対抗か
Googleは米国時間の9月28日、年次イベントの「Search On 2022」を開催した。その中で、Googleの検索機能の大幅なアップデートを発表した。検索結果の表示におけるビジュアル要素の比重を高めるなど、TikTokやInstagramの主なユーザーであるZ世代を意識したものとなった。
まずアップデートを発表したのは、「マルチサーチ」の対応言語数の拡充だ。マルチサーチは、撮影した写真やスクリーンショットにテキストを添えて検索することができる機能。2022年の年始からアメリカで先行してベータ版を提供してきたが、今後数カ月でさらに70カ国以上の言語に対応する。