かねてからスタートアップ向けのプロダクトを検討してきた中で、スタートアップのペインとなっていることを考えた結果、頭に浮かんだのが、周囲の起業家だけでなく神先氏自身も負担に感じていた「株主総会の招集業務」だったという。
「さまざまなものがオンライン化されていく中で、株主総会の招集は未だに紙が多いというのは自分自身も課題に感じたし、みんなも困っているのではないかと思いました。結局のところ、それに対応したツールが出てきていないことが大きいと考えたんです。法律では電子で良いと認められていても、あまり認知が進んでいないために、電子化することに不安があるという声も耳にします。株主総会クラウドを通じて『株主総会の招集も電子でやっていいんだ』という認知を広げることで、スタートアップや投資家の業務効率化に繋げていきたいです」(神先氏)
ゆくゆくはFUNDBOARDとの連携を進め、FUNDBOARDユーザーが同サービス上で株主総会クラウドの機能を使えるようにもしていく考え。また今後は資本政策ツールなど、スタートアップ向けのプロダクトも拡充させていく計画だという。