同社の開発した日本初の「クラウド型タクシーコールセンター」は、全国の小規模タクシー会社向けのコールセンターアウトソーシングサービスだ。同サービスは専用アプリが搭載されたタブレット端末をタクシーに設置し、コールセンターから送られてくる情報により正確かつ最適な配車業務を行えるようにするもので、タクシー事業者は従来のコールセンター運営費用の1/3~1/2程度のコストで24時間365日配車業務を運営することが可能。また、従来の共同無線配車を行う場合では、配車室の電話番号を統一することが一般的だったが、同社のシステムではクライアントの既存の電話番号を継続して利用でき、配車ルールなどもそのまま引き継ぐことができるため、導入障壁も低いことが特徴だ。
2020年10月には、Mobility Technologiesなどの既存投資家に加え、三菱商事、JR東日本スタートアップ、第一交通産業グループ、エムケイ、阿波銀行、いよぎんキャピタルを引受先とする総額5億円の資金調達を実施。調達した資金は、全国への事業展開やサービス機能強化、配車センターの拡充などに充当し、タクシー業界のさらなるDX推進に貢献していく。
NearMe
- 調達額:5億円
- 合計資金調達額:8億1100万円
- ニッセイ・キャピタル / JA三井リース / DBJキャピタル
- 備考:シリーズA
タクシーの相乗りマッチングアプリ「nearMe.TaxiShare」や、様々な送迎をドアツードアで行うオンデマンド型シャトルサービス「nearMe. SmartShuttle」などを提供するスタートアップ。
海外ではUberやGrabなどのユニコーン企業が配車サービスを手がけており、簡単に安くタクシーを使うことが出来る。しかし、日本では同じやり方が法規制の問題で出来ないためにまだ遅れているのがこの分野だ。そこで同社は日本に適したサービス「nearMe.」を開発。このサービスはタクシーを手配するのではなく、同じ方向にタクシーで行く人を見つけマッチングするもの。相乗りを実現することによって、通常の料金よりも安く乗れるのがメリットとなっている。
2020年10月には、ニッセイ・キャピタル、JA三井リース、DBJキャピタルなどを引受先とする5億円の資金調達を実施。調達した資金は、スマートシャトル事業の新規路線立ち上げや人材採用、提供サービスの認知向上のためのマーケティングなどに充当し、さらに事業を加速していく。
モノグサ
- 調達額:4億4000万円
- 合計資金調達額:5億4000万円
- 調達先:UB Ventures / WiL
知識を定着させるために最適な問題を自動で生成してくれる学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」を提供しているスタートアップ。