金融サービスを展開するFinatextホールディングスの子会社で証券事業を手がけるスマートプラス。同社はANAグループのANA Xと連携し、11月26日より新たなスマートフォン投資サービス「Wealth Wing(ウェルス ウィング)」の提供を始めた。
Wealth Wingは15万円から資産運用に取り組める“お任せ投資”サービスだ。「投資に関心はあれど、何に投資をすればいいのかがわからない」といった人でも使いやすいように、景況感とリスク把握に関する2つの質問に答えるだけで自身にあった投資戦略が診断・提案される。
投資対象は東証一部上場の約1600銘柄。個別株の時価総額や割安度といった複数のファクター(マルチファクター)を分析した上で、戦略に合った個別株が抽出される。
同サービスで取り入れているような高度な分析を要する投資手法は「スマートベータ」と呼ばれ、主に世界の機関投資家など一部の専門家が採用するものだった。分析には大量のデータが必要になり個人投資家では実現が難しかったが、Wealth Wingでは2つの質問に応えるだけで複数の要素を加味したスタートベータ運用に取り組めるのが特徴だという。
基本的にはお任せ投資サービスとして、戦略の調整なども自動で実施しながら市場平均を上回るリターンを目指していくように設計されている。ただし必要に応じてユーザー自身でも運用戦略を機動的に変更でき、パフォーマンス向上にチャレンジすることも可能だ。