メルカリに近い感覚で、個人間で「未上場のベンチャー企業の株式」をネット上にて売り買いできる──。日本でもそのような世界観がこれから実現していくかもしれない。
株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」を展開する日本クラウドキャピタルは、12月8日に新サービス「FUNDINNO MARKET」を公開した。
同サービスを端的に説明すると“未上場株のセカンダリーマーケット”だ。冒頭で触れた通り、個人投資家同士がオンライン上で未上場株を売買できる。
サービスの運営にあたっては日本証券業協会が提供する「株主コミュニティ」という制度を活用した。
この制度を用いた未上場株の取引は以前から存在していたものの、オンライン上で取引が完結する仕組み自体は日本で初めての試みになるという。ローンチに先立ち、日本クラウドキャピタルでは10月22日に第一種金融商品取引業への変更登録も済ませた。