人工知能(AI)市場が米半導体大手エヌビディアの一人勝ちになるはずはなかった。だがこの1年、そうなるように感じられたのは確かだ。エヌビディアの売上高は2倍以上、時価総額は3倍以上に膨れ上がった。1年前のチャットボット「ChatGPT」登場をきっかけに生成AIへの関心が爆発的に高まり、これに乗じようとテック大手がエヌビディアの半導体を買いあさったことが背景にある。一方、同社の2大ライバルである米インテルとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)では、データセンター関連の売上高が足元で減少している。ネットワークを運営するテック企業がAIに特化したエヌビディアのプラットフォームに支出を振り向けたためだ。
エヌビディア独走阻止へ AI市場で競合が反撃
米半導体大手AMDとインテル、新製品発表で一矢報いるか
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