男性も女性のようにシャンプーとトリートメントを必ずセットで使うべきと認識している人が多いように思いますが、髪にボリュームを出したいメンズは、毎日のお手入れはシャンプーのみにするのがベター。短髪なら乾燥してもわかりにくいので、トリートメントは必要ありません。
どうしてもパサつきが気になる人は、トリートメントを週に一、二度とり入れるか、トリートメントよりコーティング力が軽い「リンス」を使用して。
『男のロジカル美容75 「見た目」に絶対的な差がつく』（主婦の友社）荒木尚子 著
年齢を重ねると気になってくる頭皮のにおい。シャンプーで洗うだけでは解消されません。頭皮は体の中でも皮脂腺・汗腺が多い部分。皮脂腺の数はTゾーンの2倍以上とも。皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖したりして、頭皮臭の原因となるのです。30歳前後からは、ジアセチルやノネチールなどの加齢臭のもとになる物質の分泌も盛んに。
妙齢のメンズに推奨したいのが、週に2回の「クレイパック」。粘土の成分を配合した頭皮パックです。毛穴に詰まった皮脂などの汚れを吸着し、抗酸化作用もあるため、頭皮をすっきりリセット可能。
洗髪後はすぐにドライヤーで乾かすことも忘れずに。髪が生乾きだと頭皮臭につながるため、髪の根元や内側をしっかり乾かすのがポイントです。
かといって洗いすぎも禁物。シャンプーは必要な皮脂まで落としてしまう危険があるため、毎日使い続けるのは避けたほうがベター。
過剰な皮脂は頭皮臭などの原因にもなりますが、皮脂は紫外線などの外部刺激から頭皮を守る役割をもつもの。洗いすぎても頭皮環境を悪化させるのです。
頭皮のために、週に1度はシャンプーの使用を休む日を設けましょう。もちろんその日はスタイリング剤も使わずに。休日を利用するといいでしょう。疲れたら体を休めるように、頭皮の休息日をつくって、毛髪の育成環境を整えて。
シャンプーは弱酸性のものを。洗浄力の高いものは髪の毛のタンパク質を変性させ、切れ毛や細毛の原因にもなるため、毎日使いには適しません。
荒木尚子氏おすすめ「髪と頭皮が元気になるヘアケア剤」 画像：本書より 拡大画像表示
