「クサイ」と言われる7つの習慣、ミドル脂臭から脱出するニオイケア毎日の食事が、ニオイの原因になることも⁉︎ (写真はイメージです) Photo:PIXTA

夏場には特に気になるニオイ問題。男性ならではの汗臭や「ミドル脂臭」の特徴と、手軽にできるケアの方法を、男性美容の専門家であるEBATOさんにうかがいました。30代半ば~50代の男性に発生する「ミドル脂臭」とはどんなものでしょうか。加齢臭との違いは? 目下、自身のニオイに悩んでいる人はもちろん、ニオイケアはこれからという人も、ぜひ参考にしてみてください。(取材・文/コスメライター Akari)

ミドル脂臭と加齢臭は、どう違うのか

 元美容部員の経験や、年間300本を超える文献から得た知識を持つ男性美容家のEBATOさん。男性の汗臭やミドル脂臭の特徴、手軽にできるケア方法について、惜しみなく教えてくださいました。

 EBATOさんによると、男性の汗臭が女性に比べて強くなりやすいのは、生物学的な違いやライフスタイルの違いによるとのこと。

「男性の発汗量や皮脂量は女性に比べて多く、ニオイが強くなる要素を多く抱えています。女性と違って、加齢とともに皮脂量に大きな変化がないことも男性の特徴です」

「ミドル脂臭」とは、化粧品メーカーのマンダムが発見し命名したもの。一般に、30代半ば~50代半ばにかけて発生する男性特有の体臭を指します。よく聞く「加齢臭」との違いは何でしょうか。

「頭部・後頭部・首の後ろから発生する、使い古した油のようなニオイが、ミドル脂臭。一方で加齢臭とは、50代以降から胸や背中などの体幹部分に発生するニオイです」

 さらに興味深いのは、ミドル脂臭は体臭の中でも強度の強いもので、人間の嗅覚で不快感を得やすいものだという点。マンダムの研究によれば、比較的女性の方が、ミドル脂臭に対して嫌悪感を抱きやすいという報告もあります。

「化粧品などを通して香りに触れる機会が多い女性は、嗅覚がより洗練されているのかもしれませんね」

 自分以上に感知しやすい人が周りにいると思うと、より一層ニオイケアの重要性が感じられます。