人気ラーメン店の店主が、ライスを残した客について「二度と来るなゴミクズが」と怒りのままX(旧ツイッター)に投稿した。
その後、批判されたことで「絶対に言ってはいけない言葉」だったと謝罪したうえで、投稿を削除するに至っている。
ライスは「おかわり自由」のセルフサービス。3年前の開業当初から、客に腹いっぱいになってほしいと利益無視で始めた取り組みだったが、あまりに残されることが続いたため、今年に入って100円を取るようにしたばかりだったという。
店主によると、ラーメンの材料費は開業3年で1.5倍以上に上がったという。経営的に厳しい。それでもごはんの食べ残しはなくならない。冷静さを取り戻した店主が取材に苦悩を語った。(ニュース編集部・塚田賢慎)
「ご飯を残されるのがあまりにも悲しくて悔しく」
Xへの投稿が物議を呼んだのは、千葉県習志野市のラーメン店「横浜家系ラーメン 蓮 京成大久保」だ。店のアカウントが12月5日、ほとんど食べ残したごはんと漬物が入った茶碗の写真とともに、「死んでください本当に そそくさと逃げるように帰るなよ 自分でよそってんだぞ 二度と来るなゴミクズが」と投稿した。
客に使う言葉ではないなどの批判が殺到したことから、「いかに無駄を無くしてお客様にたくさん食べてもらいたいかを第一に考える中で、ご飯を残されるという行為があまりにも自分の中で悲しく悔しくて」と改めて投稿で謝罪した。
店主の渡邉涼輔さんは12月7日、弁護士ドットコムニュースの取材に答え、開店からずっと「食べ残し」に苦悩してきたと振り返る。