イスラエル軍は、ガザ市内にあるトンネル網の映像を公開し、イスラム組織ハマスの幹部や戦闘員らがガザを密かに通過できるようになっていたと明らかにした。同軍によると、トンネルの立て坑はハマス幹部の住宅や事務所で発見され、エレベーターや階段を使って密かに降下することができ、脱出と長期滞在の両方が可能だった。イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官によれば、イスマイル・ハニヤ政治局長、軍事部門トップのムハンマド・デイフ司令官、ハマスのガザ地区指導者のヤヒヤ・シンワル氏を含むハマスの指導者らは、こうした地上から地下まで統合されたインフラを利用しており、ここから10月7日のイスラエルに対する攻撃を指揮していたという。