仕事ができる人も実践している会話術

 加えて、応用させるとビジネスシーンでもコミュ力の高い人は、名刺に注目をします。

 基本的に名刺には情報がたくさん詰まっています。そこから会話の糸口を掴むのです。

 たとえば、名前に着目して「珍しい名字ですね。どちらの名字なんですか?」、会社の場所に注目して「すごくいいところにオフィスがあるんですね。私好きな街です」、部署に着目して「どのくらい今の部署に在籍されているんですか?」などきっかけはたくさんあります。

 ここでも先ほど同様に、「はい」「いいえ」で返せないようにすることが重要です。「今の部署、長いんですか?」と聞いてしまうと「はい」で返せてしまうので、内容をそのままに言い方を変えてみましょう。

 基本的にコミュニケーションは自分から話さなくても大丈夫です。大事なのは相手が話しやすいようなパスをどれだけ出してあげられるかです。

 相手が受けやすいパスを出すことさえできれば、自然と会話は弾んでいきますので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。