米アクティビスト(物言う株主)として知られるヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントが、米マッチングアプリ運営大手マッチ・グループの株式を大量に保有しており、低迷する株価を押し上げるための計画を同社に促す計画であることが分かった。事情に詳しい複数の関係者によると、エリオットはマッチの約10億ドル(約1430億円)相当の株式を保有しているという。エリオットは、マッチの業績を好転させる方法を同社と話し合う意向だという。エリオットの具体的な要求や、取締役候補の指名を求める計画があるかどうかに関する情報は得られなかった。マッチ株の8日終値(37.89ドル)に基づく時価総額は100億ドル程度だった。2021年には新型コロナウイルス大流行とインターネット株ブームを背景に、時価総額は400億ドルを優に超える水準に達していた。最近では、有料顧客の減少などを受けて株価は値下がりしている。
物言う株主エリオット、米マッチの株式10億ドル相当を保有=関係筋
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