自国の安全保障を米国に、成長を中国に長らく依存してきたドイツが、独自の道を示そうとしている。しかし、ドイツの新たな指導者による訪中と近く予定されている訪米はリスクが高く、その過程が容易でもなく、短期間で成し遂げられるものでもないことを示している。今回の訪問は、多くのミドルパワー(中堅国)が直面するジレンマを浮き彫りにしている。それらの国は、互いに競い合っている大国への依存度を下げつつも、短期的には防衛体制の弱みを露呈したり、経済に打撃を与えたりしないことを目指している。