一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門

ザイの新NISA本の決定版『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門』から、すでに投資で「億」の資産を築いた勝ち組に取材してまとめた「新NISAで成功のための5つの鉄則」を紹介! 勝ち組は、当然ながら投資予算が潤沢な人が多いです。しかし、かつては少額の元手から始めた人がほとんど。この5つの鉄則を守ってコツコツ増やして今があります。投資に回せる額などは人それぞれ。焦らず取組みましょう。

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門

鉄則1:余剰資金を投資に回せ

 日々の生活費や、使う予定があるお金はとっておき、当面使う予定がないお金を投資に回しましょう。そうすることで、気持ちに余裕も出ます。新NISAの年間の投上限額は360万円ですが、全額使う必要はありません。資産づくりは自分のペースで行いましょう。

鉄則2:持っている資産のバランスをとれ

 新NISAで何に投資するかは、資産全体のバランスをみて決めましょう。たとえば、預金が十分にあればNISAでは少しリスクをとってみる、すでに日本株を保有していたら、新NISAでは世界株などグローバルに投資する、など。リスクや地域も分散が鉄則です。

鉄則3:着実に資産が築ける投資先を基礎に!

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門

運用に回すお金の配分は、安定的に資産を築くことができる「投信の積立」や配当金が定期的に受取れる「高配当株」をベースにすると安心感があります。その上で、少しリスクの高い日本や米国の個別株の売買などに挑戦する。2階建てで考えるといいでしょう。

鉄則4:大暴落などで慌てて売らない

 株式市場は数年に一度、株価の急落が起こります。この時に慌てて売らないこと。かつての大暴落で、みんなが悲観的になった後も、相場は復活してきました。長い目で見て投資することが大事です。むしろ、「暴落はチャンス」と捉えることが成功につながります。

鉄則5:長期 で取組み時間を味方に

 すぐに成果が出なくても焦らないこと。少額からコツコツと投資を始め、時間を味方につけて、長期のスタンスで取組むことこそ実は成功への近道です。短期間で大きく増やすことを考えるより、10年単位で無理なく資産をつくることを目指しましょう

※本稿は、ダイヤモンド・ザイ編集部編『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門』(ダイヤモンド社)から再構成したものです。