最後に特殊詐欺に対する注意点や対応策をまとめます。
○振り込め詐欺の特徴として、「すぐに振り込まないと大変なことになる」とせかして考える時間を与えない点や、親族を装うなどもっともらしく言葉巧みに振り込みを誘導してくる。
○「すぐに振り込まない!一人で振り込まない!」ことが重要。
○事実関係を確認するとともに、身近な人、最寄りの交番・警察署、金融機関に相談する。
○万が一、振り込んでしまった場合には、まず、警察や金融機関に連絡し、振り込んだ口座の利用停止を求める。
○本人しか答えられないようなことを質問するなどして、本人かどうか十分確認をし、第三者からの要求には応じないようにする。
○ネットショッピングの代金を銀行振り込みしているにもかかわらず、返金を決済アプリで行うのは極めて不自然。
「○○ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑い、相手の指示に従ってスマートフォン等を操作することはせず、最寄りの消費生活センターや警察等に相談する。
「新たな特殊詐欺」の「被害者」を減らす探偵。点と点が線になる探偵トークでした。
※本稿は実際の事例に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため個人名は全て仮名とし、一部を脚色しています。