米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月30、31日分)を公表した。それによると、大半のFRB当局者は金利を過度に長い期間、高水準に維持するリスクより、時期尚早な利下げによって物価圧力が根付いてしまうことに警戒感を示した。「大半の参加者は政策姿勢の緩和に早く動き過ぎるリスクを指摘した」としている。「あまりにも長い間、過度に抑制的なスタンスを維持することに伴う」リスクを挙げたのは2人にとどまった。このところのインフレの改善が一時的なものだとみる当局者もいた。「それでも、委員会のより長期的な目標へのインフレ回帰について、このところ大きな進展がみられた」とした。