米情報機関の新たな調査報告書で、昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃に国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の一部職員が関与した可能性が高いことが明らかになった。ただ、さらに多くの国連職員が過激派組織とつながっているというイスラエル側の主張は確認できなかった。報告書について知る複数の関係者が明らかにした。イスラエルの情報機関は、UNRWA職員の1割にハマスと何らかの関係があり、通常は政治的なつながりだと結論づけている。UNRWAはパレスチナ自治区ガザで約1万2000人を雇用している。複数の関係者によると、米国家情報会議(NIC)は先週まとめた新たな報告書で、「確度は低い」としつつ、ハマスによる攻撃に数人のUNRWA職員が関与したと評価した。