米中という予測不可能な二つの大国が世界を形作る傾向が強まる中、世界のミドルパワー(中堅国)は、新たな世界秩序の中で犠牲にならないよう、貿易から安全保障に至る分野で連携を強化している。カナダのマーク・カーニー首相は、カナダ、欧州の大半、日本、韓国、オーストラリア、インド、ブラジル、トルコなど幅広い国々の協力を強く提唱する人物となっている。カーニー氏は最近スイスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で「中堅国は共に行動しなければならない。なぜなら、われわれがテーブルに着いていなければ、われわれがメニューに載ることになるからだ」と述べた。新たな世界秩序は、多くの国に不安を抱かせている。一方で、米国は国際的なルールに基づく秩序のリーダーとしての長年の役割から後退しており、自国の意向に他国を従わせるために経済力・軍事力をより公然と行使している。中国は自らを新たな成熟した国として売り込んでいるが、他国は信頼していない。世界の貿易ルールを自国に有利なように曲げる独裁国家と見なしているためだ。
世界のミドルパワーが連携強化 米中のはざまで
貿易・サプライチェーン・安全保障で大国を回避する動きが強まっている
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