先週の米株式市場は、ソフトウエア株の雪だるま式の下落が大手ハイテク株やプライベートクレジット市場、さらには社債市場までも巻き込んだが、目覚ましい反発を見せて幕を閉じた。これを受けて投資家は今後のさらなる乱高下に身構えている。数日間にわたる下げは、人工知能(AI)によるディスラプション(破壊的な変化)が予想以上に広範囲に及ぶ可能性があるとの懸念や、AI構築に数千億ドルを投じている企業が期待される莫大(ばくだい)な利益をあげられない恐れがあるとの不安に起因していた。こうした懸念は依然として残っている。しかし6日には、この強気相場でボラティリティーが高まるたびに押し目買いに動いてきた投資家が勢いよく戻ってきた。 ダウ工業株30種平均は1200ドル超急騰し、初めて5万ドルを突破。S&P500種指数は週間ベースで下げ幅を縮小し、ほぼ横ばいで終えた。