「毎日を気分良く過ごしたい」「他人に振り回されるのをやめたい」「自己肯定感を高めたい」……そんなあなたにおすすめなのが、韓国で10万部を超えるベストセラーとなった『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)だ。「気分」がコントロールできれば人生もコントロールできる。本書では、「気分」をコントロールし、最高の一日を一生続けるためにいますぐ取り入れられる習慣をお伝えする。

無理に「人脈を広げようとする人」の残念な末路類は友を呼ぶ、ということなのか(Photo: Adobe Stock)

「本当の人脈」は自分の成長によって広がる

 人脈って広げるものではなく、広がるものだ。無理に人脈を広げようとしてあくせくすることはない。

 そもそも、人脈を無理に広げようとすると、時間とカネはもちろんだが、余計な気まで遣うことになる。

 増えた人脈を維持するのも大変だ。気乗りしない酒の席やレクリエーションにも顔を出さなきゃならないし、特に相手が自分より格上などの「おいしい」人脈だったりすると、イヤでも相手に合わせる羽目になる。

 そうなると、自分の持てる時間やコストをそちらに割かざるを得ない。本来なら、自らのスキルアップに投資すべき貴重な資源をつぎ込むなんて、どう見てももったいない。だったら、ムダな付き合いを広げることなんかより、自分の成長に集中したほうがよっぽど建設的だ。

 実力があって誠実な人なら、人脈は自ずとついてくるもの。そんなすてきな人がいたら、誰も放っておかないはず。だから自分自身がすてきな人になればいい。

 そうやって生まれた縁を大切にすればいい。自然に発生した関係では、お互いがフェアなので変な気遣いも不要だ。一方的に搾取されるようなこともない。これこそが堅実な人脈を作る秘訣だ。

(本記事は『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』から一部を抜粋・再編集したものです。)