「毎日を気分良く過ごしたい」「他人に振り回されるのをやめたい」「自己肯定感を高めたい」……そんなあなたにおすすめなのが、韓国で10万部を超えるベストセラーとなった『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)だ。「気分」がコントロールできれば人生もコントロールできる。本書では、「気分」をコントロールし、最高の一日を一生続けるためにいますぐ取り入れられる習慣をお伝えする。

「優柔不断な人」ができていないこと、ワースト1結局「やる」も「やらない」も正解だ(Photo: Adobe Stock)

「やる」も「やらない」も1秒で決める

 何ごとも「やる」か「やらない」かの二択でしかない。なのに、悩みが行き詰まるにつれ、この単純なことがややこしくなっていく。

 あれこれと状況を妄想しているうちにどんどん怖くなってくる。ご丁寧に状況別の想定までして不安は膨らむ一方だ。

 頭でっかちになればなるほど手も足も出せなくなる。こうなると次はもう、不安がビビりに変わるだけ。

 小さな勇気がさらに削られる。だけど思い出してみて。実際にとるべきアクションは、「やる」か「やらない」かの二者択一、超シンプルなことだ。

「やる」か「やらない」か、どちらを選べば損でどちらが得かなんていう堂々巡りが、二の足を踏み続ける原因だ。

 こんなとき、ズバッと決断できる明快な考え方がある。それは「どちらを選んでも、それが自分の選択であり、正しい」と考えることだ。

 つまり、自分自身がその選択の決定権を持つ者になること。プレッシャーや焦りに気おされて決めた選択は、結局納得できなくてモヤモヤする。

 正しいほうを選んでいたとしても、自分の気持ちが入っていないせいでずっと不安が付きまとうからだ。

 不安な気持ちのままだと、小さなアクシデントに出くわしただけで「やっぱり違ったんじゃないか」「別のほうを選んでいたらどうなっていたのだろう」という考えが頭から離れなくなるもの。

 やってもやらなくても、自分の選択だ。自分自身の意思で選べば、ちょっとやそっとで揺らいだりしない。

(本記事は『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』から一部を抜粋・再編集したものです。)