話を聞いてくれる人のところに人は集まる

 では、どんな人が職場を明るくするかというと、人の話を聞いてはっきりとリアクションの取れる人です。

 たとえば、皆さんが旅行に行ったとして、同僚にその話をしました。そのとき無表情で話を聞く人と興味を持って話を聞いてくれる人、どちらが話しやすいでしょうか。圧倒的に後者でしょう。

 このように、自分は喋らずとも人の話を引き出したり、テンションを上げたりすることができれば、自然とその場は盛り上がるでしょう。

 これは仕事も同じです。相手の話を真剣に聞いたり、親身になれる人のところには自然と人が集まってきてコミュニケーションが生まれます。つまり、大事なのは人の話や行動にしっかりと反応することなのです。

 ただ注意したい点が1点あります。それは、「相手にわかるように」リアクションをとることです。よくあるパターンが、自分ではリアクションを取っているつもりなのに、それが全く伝わっていないことです。これはなんの意味もなく、非常にもったいないでしょう。

 リアクションを取れるようになると皆さんが職場に行くだけで、雰囲気が明るくなるようになります。ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。