北海道大で強まる民間志向
筑波大は地元、公務員が人気

 各大学の23年のランキングトップ5を見てみよう。

 北海道大は、北海道大、北海道大病院、札幌市、アクセンチュア、ニトリの順だった。前年8位だったアクセンチュアが4位に、前年10位だったニトリが5位に上昇し、民間企業への就職志向が高まっている傾向が見られる。

 東北大は、東北大、東北大病院、日立製作所、富士通、宮城県庁の順だった。

 筑波大は、筑波大附属病院、筑波大、ヤフー、NEC、日立製作所の順だった。特徴的なのは、筑波大附属病院が前年のランキング外から1位に急浮上したことだ。以前は他の地域の病院に就職する傾向があったが、ここでも地元志向が強まっていることが分かる。

 名古屋大は、トヨタ自動車、デンソー、日本ガイシ、中部電力パワーグリッド、ブラザー工業の順だった。名古屋本社やトヨタ自動車関連の企業への就職者が多いのが特徴だ。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
2023年春の大学別の主な就職先。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学通信の調査方法によって表記しているため、正式名称と異なる場合がある。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」から集計、大学院修了者を含む。(調査/大学通信)
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