人々の生き方、働き方を一変させたコロナ禍が遠のき、「新しい時代」が始まった。そんな中で就活をした主要大学の学生は、どのような企業・団体を選んだのか。国公立・私立主要27大学別の2023年就職先ランキングを作成した。第二弾は京都大学の就職先をお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)
前年上位は「京大」関連や関西ルーツの大手
2023年の就職先はどうなった?
国立大学のトップグループに位置する帝国大学の中でも、東の最難関である東京大学と比較されることが多いのが、西の最難関である京都大学だ。
2022年の京都大学「就職先企業・団体」ランキングでは、京大人気が最も高く、8位には京都大学医学部附属病院がランクインするなど、大学関連に就職する傾向があった。同じ教育機関である東京大学にも15人の学生が就職していた。さらに、官公庁への就職も一定数見られ、国土交通省(10位)や京都府職員(16位)などがランクインしていた。
他に、関西電力、東レ、京セラ、パナソニック、住友化学、大阪ガスといった、関西にルーツを持つ大手企業への就職も多かった。
23年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。