米メタ・プラットフォームズの2023年売上高で最大の広告主は電子商取引(EC)アプリの「Temu(ティームー)」だった。中国発の激安通販の新興勢力として米国のビジネス界で存在感を増している。  事情をよく知る複数の関係者によると、ティームーの親会社であるPDDホールディングスは昨年メタへの広告出稿に20億ドル(約2975億円)近くを費やしたといい、フェイスブックやインスタグラムを運営するメタの幹部を驚かせる結果となった。ティームーは米グーグルへの昨年の広告支出額でも上位5社に入った、とこの事業に詳しい複数の関係者は明かした。