少し簡単だったかもしれませんね。
 でも、答えは「10円」ではありません。
 真実は、こうです。

「ボールペンが100円、消しゴムが10円」と考えがちですが、それではボールペンと消しゴムの差は90円になります。
 差が100円になるには、「ボールペンが105円、消しゴムが5円」でなくてはいけません。
 よって、正解は「5円」です。

2問目:社員は何人必要?

 次の問題です。
 こちらも5秒で考えてみてださい。

 <問題>
 社員4人で作業して、
 4日で4つ生産できる商品がある。
 この商品を100日で100個つくるには、
 最低何人の社員が必要?
【ハーバード・イェールの正解率17%】「賢い人」ほど間違える「3つの問題」イラスト:ハザマチヒロ

 なんとなく「100人かな?」と、直感に頼った人もいるかもしれませんね。
 でも、ちがいます。
 真実は、こうです。

「4人で4日で4つ生産できる」とはつまり、「4人いれば、1日に1つ生産できる」ということ。
 そのため、4人で100日やれば100個生産できます。
 よって、正解は「4人」です。

3問目:会場の半分が埋まったのは、何分後?

 それでは、最後の問題です。
 やはり5秒で考えてみてください。

 <問題>
 あるイベントで、開始時は観客が1人だったが、
 1分ごとに2倍に増え、12分で会場が満員になった。
 観客が会場のちょうど半分を占めたのは、
 開始から何分後?
【ハーバード・イェールの正解率17%】「賢い人」ほど間違える「3つの問題」イラスト:ハザマチヒロ

「12分で満員だから、その半分で、6分?」
 と考えたくなってしまいますが、答えは「6分後」ではありません。
 真実は、こうです。

 観客は「1分で2倍」になります。
 12分で会場が満員になったのなら、会場の半分が埋まったのは、その1分前。
 よって、正解は「11分後」です。