米大統領選挙に向けた共和党候補の指名獲得を確実にしたドナルド・トランプ前大統領は、イスラエル・ハマス戦争へのジョー・バイデン大統領の対応を公然と批判している。だが、この紛争を自身がどう解決するかについてはほぼ口を閉ざしている。トランプ氏はこの5カ月間、再選を狙うバイデン氏の選挙戦に影を落としているこの戦争をおおむね傍観してきた。イスラム組織ハマスに対するイスラエルの軍事作戦を総じて支持する一方、自分が大統領だったらこの戦争は起こらなかったと主張。ただ、戦争終結への道筋や戦後の構想については具体的な言及を避けている。トランプ氏は17日のFOXニュースとのインタビューで、イスラエルは戦争を早く終わらせるべきだと主張。民主党とベンヤミン・ネタニヤフ首相率いるイスラエル政府との間で溝が広がっているのは、米国の国内政治が招いたとの考えを示唆した。
トランプ氏、ガザ紛争を傍観 政権批判は盛んだが
戦争終結への道筋や戦後の構想は語らず
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