【コミュ症の人の特徴】「信頼感のある人」がやっている「相手が喜ぶリアクション」たった1つののコツ＜元フジ女子アナが教える＞

「“自分らしくいること”が、コミュニケーションがうまくいく一番の秘訣」
つい周りに合わせて無理をしてしまったり、自分の言いたいことをうまく言えなかったり…そうして、悩んだ経験はありませんか？
『感じがいい、信頼できる 大人のちょうどいい話し方』は、そんないつも周りを気遣うことのできる人に向けて作られた書籍として注目を集めている。
アナウンサー歴30年超でありながら、実はもともと極度の人見知りで「人前で話すのがずっと苦手」だった著者による、「大人にふさわしい会話のテクニック」が多数掲載されている。
自分と相手が調和するコミュニケーションの秘密がわかる本書。
今回はその中から特別に「信頼される人の特徴」を紹介します。

大事なのは「リアクション」

　相手に心地よく話してもらう最大のコツ。それは、「リアクション」です。自分は話し下手だと思っている人は、まずは「リアクションの達人」を目指しましょう。

話すのはなかなかすぐに上達するのは難しいですが、相手の話を聞いて「リアクション」するのはそれよりはハードルが低いです。

　たとえばあなたが話している時、相手がお地蔵様のように無表情で何も反応しなかったらどうでしょう。「私の話、大丈夫かな」と不安になりますよね。まして、目も合わせてくれなかったら「怒っているのかも」と心配になります。

　今回は、リアクションのコツとして、こちらを紹介します。

リアクションは「5割増し」を意識する

　お手本にしたいのは、お笑い芸人さんたちのリアクションです。バラエティーやトークショーなどで、芸人さんたちは驚きの表情を作ったり手を叩いて笑ったりして番組を盛り上げていますね。これは実はかなりのオーバーリアクション。日常ではあり得ないくらいのリアクションです。

　しかし、「5割増し」くらいのリアクションをしないと、画面の向こうの視聴者には伝わりません。芸人さんたちはそれを知っていて、手を叩いたり、時には立ち上がったりして、大げさなリアクションをしているのです。

　皆さんに真似してほしいのは動作ではなく、相手の話をしっかり聞いていることを伝えようとする彼らの姿勢です。

　どんなに感心したり感動したりしても、小さくうなずくだけでは届きません。自分の気持ちを伝えるためには、いつものリアクションよりも少しオーバーにしてみるくらいが「ちょうどいい」と考えてみてくださいね。

（本記事は、『感じがいい、信頼できる　大人のちょうどいい話し方』の一部を抜粋・編集・加筆したものです）