携帯電話会社で働くラトーニャ・マリンズモブリーさん(53)は、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のアリゾナ・カージナルスのグッズを求めてネットサーフィンをしていたとき、極端なディスカウントで知られる中国系オンライン市場アプリ「Temu(テム)」の広告を偶然見つけた。その安い値段が信じられなかった。  近頃は、Temuと「浮気をしている」と冗談を言っている。よく買うのは衣類で、娘用には聖書の引用文が書かれたTシャツを購入した。ついにはサングラス会社を立ち上げ、Temuから3ドルで仕入れた商品を15ドル前後で販売している。