【ブルックリン(ニューヨーク)】かつてニューヨーク市の造船の中心地だったブルックリン・ネイビー・ヤードで、スタートアップのナノトロニクスは次世代型の半導体製造施設の計画を進めている。  ナノトロニクスの目標の中核を占めているのは、人工知能(AI)搭載ソフトウエアを組み込んだモジュール型の半導体製造施設だ。どこにでも輸送して現地で組み立てることができるこの施設を同社は「キューブファブ」と呼んでいる。キューブファブは組み立て開始から1年以内に稼働することが可能で、実質的にどこでも半導体を作れるという。