米バイデン政権は、サウジアラビアがイスラエルとの国交を正常化するのと引き換えに、イスラエルにパレスチナ国家樹立を巡る交渉を受け入れさせるという大胆な外交取引の成立を目指している。米国とサウジの当局者が明らかにした。ホワイトハウスはサウジ政府に対し、イスラエルを国家として承認する見返りに、米国とのさらに正式な防衛関係、民生用原子力発電の取得支援、パレスチナ国家の推進を提案している。当局者によると、交渉は詰めの段階にある。こうした米国の仲介努力はイスラエルに、中東の大国サウジとの国交正常化という歴史的な成果をもたらす可能性がある。米当局者は、13日に複数の国と連携してイラン軍のミサイルとドローン(無人機)の撃墜に成功したことは、サウジに近づけばイランの脅威に対する国家安全保障が強化できることをイスラエルに明確に示した、との見方を示した。
米政権、サウジとイスラエルの国交正常化を改めて推進
バイデン氏は選挙戦のさなかに外交的突破口を開ける可能性も
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