ウォール街の誰もが今週、疑問に思っているのが「なぜゲームストップ株が突然、再び人気を集めたのか」だ。しかし、もっと興味深いのは「なぜ先週の時点でも比較的人気があったのか」だ。米ビデオゲーム小売り大手ゲームストップの株価は13日に74%高と急伸し、14日にさらに60%上昇して49ドルとなった。米映画館運営大手AMCエンターテインメント・ホールディングスの株価は14日終値で前週末比135%高となっている。この再急騰は、Xのユーザー「Roaring Kitty(ロアリング・キティ)」がほぼ2年ぶりに投稿したことが発端だった。そこには、椅子に座った男性が前のめりになる絵が描かれていた。このアカウントはキース・ギル氏に関連付けられている。同氏は、2年前にゲームストップの潜在能力を分析した一連の動画で同社に最初に注目を集めるきっかけをつくった元金融コンサルタントだ。ネット掲示板レディットのユーザーたちは、ヘッジファンドの空売りを損なおうと、ウォール街に好感されていないゲームストップなどの銘柄を組織的に買い支えた。
ロアリング・キティはウォーレン・バフェットなのか?
ゲームストップの法外なバリュエーション、オンラインサブカルチャーが市場に永続的な影響力を持つ可能性を示唆
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